さけ、時々、めし

日本酒、音楽、人文科学ラヴァーズ

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

臓物、臓物、臓物

もつ焼き、という食べ物を東京に来て初めて食べた。実家の新潟も大学時に在住していた札幌でも基本的に内臓食文化はなくて、串物といえば鶏であったし、臓物として食べるのは豚のレバーくらいでそれも別に好き好んで食べるようなものではなかった。意外と損…

労働の形、いんほめーしょん

働くようになって初めてお役人さんのホームページとかを見るようになったんだけど、これが意外におもしろい。きちんとしてるんですね、結構。という印象。役人志望だった友人の性格とか見ても保守的ではあるけどまじめで賢いやつが多かったから、きちんとや…

開く夢なぞあるじゃなし

次家で飲む時は何の酒をどんなやつを合わせて飲もうかな、って仕事帰りの地下鉄の中でぼんやり考えるのは撹拌されたプレーンヨーグルトみたいな穏やかな時間というか、自分の想像力が試されている時間というか、そんな感じがしてとても平和。牛筋を仕込んだ…

ぬる燗への所感

この時期くらいから家で酒を飲む時は必然というか、なんとなくというか、ぬる燗が増える。ビール→吟醸系の香るやつとか酒単体で飲むやつ1合→ぬる燗で飽きるまで、って流れでだいたい飲むんだけどぬる燗は結構半端ないレベルの食中酒なんじゃないかな、って思…

希少価値こそが甘露か

何かしらマスメディアで取り上げられると今まで見向きもされなかったものに人が集まる、というのはよくあることで、始まったことじゃないけど加熱した人気によりずっと贔屓にしていた人が不遇を囲うことになるのはかわいそうだよな、と思う。 日本酒では今現…

東向島の路地裏。やさぐれサラレナイ。

ここで飲んだぜラーストナイト。丸福。つーかほぼ週一だけど。 今週の一人酒。って、金曜も終電終わってから一人かどや行ったんだった。 レーベンブロイ、焼酎ハイボール×6、ぬか漬けとヤサイ炒め。〆て2100円。 淡々と飲んで適度に話す、その距離感がちょ…

坊主憎けりゃ

川谷絵音がやってることといえば、センスのあるメロディー作成とゴシップ記事を賑わす下衆な話題作りの二つ、みたいになっていて、高い確率で道徳倫理的に悖る人間なんだろうなあという認識を個人的に持っている。既婚者のくせに婦女子をたぶらかす、未成年…

野蛮への退行ともいえる社畜の飲み会の生産性のなさの考察

社会人になって飲み会が以前より嫌いになった。大学時代は友人と、バイト先の社員や先輩と、はたまた大人数集まるパーティーと、飲み会にカテゴライズされるものは大好きであって、金があれば無理をして参加し、金がなければないなりに参加させてもらったく…

越の国から淡々と。 ―酒の国にいがたの日の思い出―

10月1日が何の日かと問われて、「酒の日です。」って答える人は結構染まってるな、って思う。 そもそもなぜ10月1日が酒の日になったか。ルーツは色々あるようで、寒い時期にしか基本酒を醸すのが難しかった昔は酒造りの開始が10月からだったからその名残だ、…

大衆酒場のこれからとあこがれの焼酎ハイボール

昨今のネオ大衆酒場、インチキレトロモダン居酒屋の台頭で、割とどこでも厚切りハムカツにポテトサラダ、そして赤星ラガーやキンミヤホッピーをサーヴする店を見かけるようになった。店内には、芸鼓のお姉さんの背景に「キリンビイル」って印字されていたり…

日本酒サードウェーブに対する考察

何年か前くらいから雑誌「dancyu」やその他もろもろ、色々な雑誌で日本酒特集の記事が組まれているのを目にするけど、まあそういう特集が組まれるってことは、多方面への経済効果が期待されていて、そもそも費用対効果が見込まれているから金銭を使って記事…

自己主張と発信

普段生活している中で、なんと無自覚的に情報を受け入れていることだろうか、周りも自分も含めて、と思う。 明らかなデマや誤った情報、自分にとってどうでもいいものばかりで欲しているものが全然手に入らないっていうのはなんの因果なんだいベイビー、ヘイ…